サムスン会長の資産総額が140億ドル突破、株価急騰で
サムスンの会長の資産総額が史上初めて140億ドル(20兆ウォン)を突破したことは、2025年の驚異的な株価上昇を象徴する出来事となった。実際に、サムスン電子の株価は今年74%も急騰し、同社の2024年第4四半期の営業利益は前年同期比で3倍以上の20兆ウォンに達した。こうした企業業績の向上により、イ・ジェヨン会長の保有株式価値は12.3兆ウォンから23.4兆ウォンへとほぼ倍増している。私たちは本記事で、サムスン幹部の報酬やサムスンCEOの収入、さらには企業の給与情報の調べ方にも触れながら、この資産増加の背景と今後の展望を詳しく分析していく。
イ・ジェヨン会長の資産が20兆ウォンを突破
イ・ジェヨン会長が保有する株式評価額は昨年10月10日、初めて20兆7178億ウォンを記録し、20兆ウォンの壁を突破した。昨年1月2日時点では11兆9099億ウォン水準だったが、わずか9カ月余りで約2倍に膨らんだ。
さらに、今年初めには25兆8766億ウォンと評価され[11]、昨年初めと比較して13兆9000億ウォン以上増加している。この急激な資産増加を支えたのは、サムスン電子を含む主要3社の株式価値上昇だ。
サムスン電子の株式評価額は5兆2019億ウォンから12兆5177億ウォンへと、1年間で7兆3158億ウォン急増した[11]。サムスン物産の株式評価額も4兆9051億ウォン増加しており[11]、この増加には母親のホン・ラヒLEEUM美術館名誉館長から今月2日に贈与されたサムスン物産株180万8577株が含まれている。
韓国CXO研究所のオ・イルソン所長は「サムスン電子の株価が17万から18万ウォン台まで上がれば、国内でも30兆ウォン台の株式富豪が登場するだろう」と分析している。実際に、イ会長の資産は昨年10月の20兆ウォン突破からわずか104日で30兆ウォン台に到達した。
サムスン電子の株価急騰を支える要因
株価急騰の背景には、次世代AI半導体市場における技術的突破がある。サムスン電子は2026年2月、世界初となる第6世代高帯域幅メモリ「HBM4」の量産出荷を開始した。この製品は業界標準の8Gbpsを大幅に上回る最大13Gbpsの動作速度を実現し、メモリ帯域幅は毎秒3.3テラバイトに達する。
技術的優位性を支えるのは、競合より一世代先行する10ナノ級第6世代DRAMと4ナノファウンドリプロセスの同時適用だ。生産歩留まりは80%を超え、安定した量産体制への移行を示している。
さらに、NVIDIAの次世代AIチップ「Vera Rubin」への供給が決定し、テスラとは165億ドル規模の半導体供給契約を締結した。この契約により株価は約10%上昇し、時価総額は500億ドル増加する可能性がある。
メモリ市場全体では深刻な供給不足が続いており、2026年のDRAM価格は前年比148%、NAND型フラッシュは111%上昇すると予測される。AIサーバー向け出荷はサムスンのメモリー出荷全体の70%を占め、同社は前世代比20から30%高いプレミアム価格を設定する戦略を展開している。株価は史上初めて20万ウォンを突破し、2026年営業利益は前年比405%増の220兆ウォンに達する見通しだ。
投資家の信頼回復と今後の展望
証券各社は業績見通しの大幅な上方修正に踏み切っている。Daishin Securitiesは目標株価を24万ウォンから27万ウォンに引き上げ、今年の営業利益予想を171兆ウォンから201兆ウォンへと17.5%上方修正した。史上初となる年間営業利益200兆ウォン時代の到来を予測している。さらに、現預金資産は昨年末の125兆ウォンから今年末には215兆ウォンに急増し、2027年末には278兆ウォンに達する見通しだ。
外国人投資家の動向も注目に値する。中東の地政学的リスクで保有比率は一時49.67%まで低下したが、その後は買い越しに転じ、約3カ月ぶりに50.08%まで回復した。一方で、個人投資家は株価下落局面で7兆1262億ウォンを買い越し、底値買いの姿勢を鮮明にした。
Mirae Asset Securitiesは、12カ月先行株価収益比率が5.4倍、株価純資産比率が1.8倍まで低下したことを指摘し、バリュエーション魅力が高まったと評価している。サムスン電子は株主還元強化のため10兆ウォン規模の自社株買いも発表しており、投資家の信頼回復を後押ししている。
結論
サムスン電子の技術革新と市場での優位性は、イ・ジェヨン会長の資産を史上初の20兆ウォン突破へと導いた。特に、HBM4量産成功と主要顧客との大型契約締結により、投資家の信頼は着実に回復している。証券各社が営業利益見通しを200兆ウォン超へと上方修正する中、私たちはサムスン電子が半導体市場における地位をさらに強化し、株主価値の持続的な成長を実現していく過程を目撃することになるだろう。


